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こんにちは。
えっちゅうたつおです。

マッチョになるために日々努力しておりますでしょうか?

マッチョになる、
筋肉を大きくするためにはどうすればいいか。

ここでは、
マッチョになることを、
病気を治すことに例えてみます。

病気を治すために薬を飲むと思います。

薬の逆は毒。
毒を飲むと病気になります。

では、薬と毒の違いはなんでしょうか?

それは成分によって区別されません。

単に、病気を治すものを薬と呼び、
病気にさせるものを毒と呼んでいるのです。

ですから同じ物質でも、
病気の人が飲めば病気が治るので薬ですが、
健康な人が飲むと病気になってしまうので毒となる物質がたくさんあります。

そして、薬を飲むと、病気が治るという作用は働くが、
同時に身体悪い影響もでてしまう、副作用を伴う場合もあります。

これも、身体にとって良い作用を作用と呼び、
身体にとって悪い作用を副作用と呼んでおり、
どちらも作用に代わりはないのです。

あくまで人間にとって良いか悪いかだけの区別。

それが薬と毒の違い。
作用と副作用の違いなわけです。

さてここで筋肉の話に戻ります。

筋肉を大きくすることをアナボリック(同化)と言い、
筋肉が小さくなることをカタボリッック(異化)と言います。

マッチョになるためにはいかにアナボリックな状態に持って行くがが大事なのです。

そこで重要になってくるのが「ホルモン」です。

ホルモンとは筋肉のみならず、
生体が、代謝、神経伝達、発生、分化などのあらゆる生体活動の、
調節をするために、特定の器官から体内に分泌される物質です。



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このホルモン分泌をうまくコントロールすることが、
筋肉を成長させるために極めて大事になります。

そしてさっきの薬と毒、
作用と副作用のように、

筋肉にとっての薬や毒、
筋肉にとっての作用と副作用に当てはめると、

薬はアナボリックホルモン、
毒はカタボリックホルモンです。

じゃあ単純に常にアナボリックホルモン分泌状態にして、
カタボリックホルモンを分泌させなければいいんだろって話になりますが、
常時アナボリックホルモン分泌状態にすることは不可能なのです。

なぜならホルモンは生命維持に関して、
筋肉以外の働きも担っていますので、
分泌したり分泌しなかったりを繰り返して絶妙なバランスを取っており、

筋肉にとっては毒となるカタボリックホルモンも含めてすべて、
生命維持にとっては重要なホルモンですから、
カタボリックホルモンを全部遮断することはできません。

そこで、なるべく、出来る限りアナボリックホルモンを多く分泌させ、
出来る限りカタボリックホルモンを押さえる。
このためのコントロールを考えていきます。

ここで筋肉に関するホルモンは挙げ、
アナボリックホルモンとカタボリックホルモンに分類します。

先ほども言いましたが、あくまでも薬と毒の違いのように、
筋肉にとって良いか悪いかの分類なので、
生命維持にとってはすべてのホルモンが重要であることは間違わないでくださいね。

アナボリックホルモン:
1,テストステロン
2,成長ホルモン
3,インスリン
4,ビタミンD

カタボリックホルモン:
5,コルチゾル
6,ミオスタチン

1~4をできるだけ多く分泌、
5~6をできるだけ押さえる。
そのためにはどうすればいいかを考えるのです。

それぞれのホルモンがどんなものか説明していきます。

1,テストステロン

筋肉をデカクさせる最も重要なアナボリックホルモン。
おもに精巣から分泌される。

どうやったら分泌されるか?

扱えるか扱えるかわからんくらいの高重量で筋トレ!

テストステロンとはいわゆる男性ホルモン。
闘争本能むき出しになったときに分泌されます。

男らしい人はテストステロン値が高いです。

ようするに生きるか死ぬか、
ヤバイ!この敵を殺さないとオレが殺される!!
ってなったときに分泌されます。

格闘家とかはまさにそれですね。

筋トレでも、むっちゃ重いウエイトで、
ヤバイ!!つぶされる!!ってなると分泌されます。

ウエイトを敵やと思って、
うおおおおおおおおお!!!ってトレーニングすると良いでしょう。

そしてテストステロンの原料となるのがコレステロール。
コレステロールというと悪いイメージのほうが先行しがちですが、
摂取しすぎは良くないですがまったくコレステロールとらないのもいけません。

またコレステロールが食べ物よりも肝臓で作られる量のほうが多いです。
肝臓といえば、それいがいに本当にさまざまな役割を持っており、
その一つにアルコールの分解もあります。

お酒が筋肉に悪いというのは、
テストステロンの原料であるコレステロールを作る肝臓に、
アルコール分解という余計な仕事を増やしてしまうからなのです。

2,成長ホルモン

子どもが背が伸びる時期に最も分泌されるやつです。

細胞を増やしたり修復するホルモン。
筋肉ももちろん細胞なので、
筋トレで破壊された筋肉もこれによって元に戻り、むしろ元よりデカくなるのです。

どうやったら分泌されるか?

働きの通り、細胞が破壊されたら分泌されます。
だから筋トレでしっかり筋破壊をすることが大事。
毎回のトレーニングでは余力を残さず、全部使い切る!オールアウトだ!

そして眠っている間に多く分泌されるので睡眠が大事。
寝る子は育つというのは、そういうこと。

3,インスリン

糖尿病患者がインスリン注射をするってので、
よくきく名前だと思う。
メインは血糖を押さえる役割だが、
筋肉を合成するホルモンでもある。

筋トレをすると体内の糖質が枯渇する。
すると「糖新生」といって、筋肉中のタンパク質から糖を作り出す。
インスリンはこれを押さえる。

どうやったら分泌されるか?

糖質を摂ることである。

糖質制限ダイエットのブームによって、
筋トレをしたら糖質を摂ってはいけないというイメージがあるかもしれないが、
これは間違っており、筋トレ後は必ず糖質を摂取すること。

でないとどんどん糖新生により筋肉が削られていく。
増量期はトレーニング中も糖質は補給するのが良い。

4,ビタミンD

抗炎症の作用により回復を早める働き、
カルシウムと共に骨を強くもしてくれる。

どうやって分泌されるか?

日光を浴びると作られる。
日中はお出かけしよう。

5,コルチゾル

ここからがカタボリックホルモン。
分泌すると筋肉が削られる。

かといって分泌をゼロにすることはできない。
たいがい、アナボリックホルモンが分泌されるのと同時に、
カタボリックホルモンも分泌される。

コルチゾルとは別名ストレスホルモン。

ストレスを感じると分泌される。

筋トレはまさにストレスのかたまり。
だから筋トレ中はテストステロンも出てるが、
コルチゾルも出ている。

どうやって押さえるか、
コルチゾルを押さえるのが先ほどのインスリンなのだ。

だから、コルチゾルを押さえる意味でも、
インスリンを分泌させるための糖質補給は絶対に欠かしてはいけない。

また、日常でもストレスをなるべく感じないように、
おだやかに、ニコニコしていることが筋肉にとっても良いこととなる。

6,ミオスタチン

これは筋肉をあんまり大きくさせないようにするホルモン。

マッチョというのは、見た目かっこいいが、
生きるという意味では非効率。

筋肉はカロリーを多く消費してしまう、
いわば燃費の悪い車。

また、脂肪が少ないということは、
貯蔵が少ないので、食べ物がなくなるとすぐ飢えてしまう。

だから、本能的に筋肉はそんないらんから、
そのかわり脂肪を蓄えようとする。

これを押さえるかというと、
テストステロン。

いやいや筋肉は必要なんや!と。
この筋肉がないと飢えで死ぬよりよりも先に敵に殺されてまうんや!と。
からだにうったえていかんとあかんのです。

ということで、
マッチョになるためには、
闇雲に筋トレしていてはいけない。

ちゃーんと考えて、
ちゃーんとホルモン分泌をコントロールしないと、
いつもまでたってもデカくなれないのです!








(おわり)


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